“知る”ことの楽しさ
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つづき...
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私は大人になり、出産を経て、後悔していることがあります。
それは《一つのことをやり遂げだことがない》ことです。
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恥ずかしながら、わたしには継続力が皆無です。
3歳から始めたピアノは高校で辞めました。
中学で入ったバスケ部も2年で辞めました。
高校に入ってやりたくなった空手も半年で辞めました。
勉強はいつの時も途中で飽きていつも最下位でした。
ボランティア活動も続いて3年でその後は関わることを辞めました。
初めて働いたお好み焼きのバイトは1年、保育園のバイトは3年で終わりました。
社会人になって2年目になる前に結婚、出産して会社を辞めました。
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まだまだあります。
とにもかくにも、私には続けることが難しいのです。
だから、わたしの持っている知識は全て中途半端。
『一人前の知識』になる前に、その事柄から逃げてしまう。
なぜかというと単純に“飽きてしまう”....困った性格です。
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でもね、なんで継続力がないのか、自分のことながら何故かを突き詰めてみようと思います。
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結論から言うと、
“知識を深めたことで自分に利益を感じたことがないから”
です。
利益を感じたことがないというのは、自分に満足感を得られたり、幸福感を感じたりしたことがないということです。
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わたしの母は、とてつもなく頭が良いです。
そして、そんじょそこらの雑学王より物事をよく知っています。
そんな母に育てられたわたしは、小さい頃、自分が初めて知った物事を母に伝えると
「あぁ知ってるよ。これこれこーでこーなんでしょ?」
と、返されることが多かったことを覚えています。
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最初はそーなんだ!とより深い知識に興味を抱けていたのですが、それが積み重なっていくと
「新しく自分が知ったことも、もう、みんな知ってることでなんの発見でもないんだな。」
と“初めて知ること”への興味がなくなっていきました。
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そう、つまり、今回ご紹介した『知識を深める絵本』は、私が小さい頃に感じることができなかった“初めて知る楽しさ”を体験できるうってつけの絵本なのです。
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ぜひ、この絵本を読むとき、保護者の方は、子どもと一緒に
「へ〜!!!そうなんだ!!おもしろいねー!!!」
と、感動を分かち合ってほしいです。
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小さい頃に“知る”ことへの楽しさをたくさん経験できた子どもは、探究心が育まれ、
大人になっても多くの事柄に集中してその物事を深めていくことができるのです。
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知ることを楽しめる人は、一つのことを継続して取り組むことができると考えています。
私のように全てのことを途中でおっぽり出すこともないでしょう。
私の感じている後悔は、大人になってからはなかなか改善できるものじゃないようです。
(現に私自身継続力のなさに困っている)
(直そうと思ってもなかなか続けられない)
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